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富士乃井茶々

このブログを立ち上げた理由と目的

私は通訳案内士として外国人のお客様を茶道体験にお連れすることがありました。現在は外国に住んでいるため日本で外国のお客様に茶道体験をご案内することはありませんが、一度私の住んでいる国で茶道のワークショップをしてみたところ、みなさま茶道について熱心に私のプレゼンを聞いてくださり、茶道・禅・抹茶について非常に興味を持っていらっしゃることがわかりました。

それがきっかけで私ができることは何かについて考えた結果、日本で外国人に茶道について説明しないといけないけれど、どうすればよいか困っている方の手助けになることができればと思いました。

このブログでは、お菓子の食べ方やお茶碗の回し方など表面的なことだけで終わらないように茶道とはなにか、茶道の歴史などをまず貴方自身に日本語で理解して頂いた上で英語で説明できるようになれることを目的としています。

富士乃井茶々の自己紹介

生まれは神奈川県、育ちは東京です。ジブリの名作『耳を澄ませば』の舞台になった地域でぬくぬくと育ちました。

大学卒業後、事務員や営業の仕事を経て学生時代からずっと夢だった通訳案内士の資格を取得してからは通訳案内士としてフリーランスになりました。2019年より海外在住で今に至ります。

趣味は海外旅行・ブログ・グルメ。たまにヨガ、ランニング・スノーボード。

海外旅行で訪れた国は27ヶ国。世界には200ヶ国あるようなので旅行好きとしては、4分の1の50ヵ国は旅行したいと思っています。

裏千家茶道上級資格

裏千家茶道を学んでおり現在は海外在住のためお稽古は中断中ですが、ブランクの期間を抜いて約10年お稽古を積んでおります。許状は『引次』まで頂いております。

英語通訳案内士

2016年~2018年の2年半で4498人もの外国人観光客をご案内してきました。観光案内なので基本的には東京・京都・大阪・広島等の観光案内ですが、積極的に茶道体験や着付け体験があるお仕事を受けていました。茶道の心を外国人の方に説明するのは容易ではありませんが、みな茶道について興味深く耳を傾けてくれていました。

(一社)全日本きもの振興会 きものコンサルタント

青山きもの学院にて着付けの師範科コース修了。着付けができることで通訳案内士の仕事にも大いに役立ちました。

茶道を始めたきっかけ

私が茶道を始めたきっかけは着物です。

京都を旅行した際に舞妓体験をしました。その時に舞妓に変身した自分の姿を見て、着物の虜になりました。羽織るだけでこんなにも変身させてしまう、この衣装の魅力に迫りたい!そう思ったのです。

旅行から帰るやいなや母親の着物をひっぱりだし、なんでも統計立てて学びたがる私はすぐに青山きもの学院の受講を決めました。

青山きもの学院には1年半通いましたが、着付け学校に通わなくなると着物を着る機会がなくなってしまうので、着物を継続的に着るために茶道を始めました。

茶道を始めるきっかけは人それぞれで、私のように着物から入る人、お茶が好きな人、教養として学びたい人、純粋に和文化が好きな人など様々です。

実は当時の私の抹茶に対する印象は、「小さい頃に飲んだ、あの苦くて美味しくない飲み物」です。そんな私が着物を着たいという理由だけで始めたのですが、今となっては茶道のよさをブログを通して伝えるまでになりました。茶道には裏千家や表千家の他に色々流派があるということは知っていましたがどの流派を選べばよいのかわからなかったのと、一番学ぶ人が多いという裏千家を選びました。

きっかけはどんなものでも誰でも気軽に始められるお稽古事なので、どうか敷居が高いものという思い込みを捨てて興味がある方は気軽にお稽古や茶道体験をしてみてくださいね。

茶道体験をした場所

東京や京都には茶道体験をできる場所がたくさんあります。通訳案内士をしていた頃はツアーの中に含まれている茶道体験や、ピンポイントで茶道体験の注文があったお客様に茶道体験を提供していました。以下に私が茶道体験を実際に行った場所を載せておきます。

『夢庵』: 八芳園の中にある日本庭園・盆栽も見れて和文化ファンにとても魅力的な場所です。

『KANJI HOUSE』: 残念ながら今はこちらのお店は閉店してしまいましたが外国人に漢字で名前を書いてあげるサービスを提供していた浅草のお店です。

『茶禅』: 大ヒットした茶道本、『教養としての茶道』の著者が運営されている銀座にある茶道教室兼茶道体験スポット。

『日本文化体験交流塾』: 通訳案内士の教育に力を付けている場所で、茶道体験や着付け体験のお仕事も提供しています。

茶の湯サロンに込めた思い

茶の湯サロンは、茶道経験がない方が英語で外国人に茶道を説明することになったとき、茶道の概要を日本語でざっくり理解して、自信を持って英語で説明できるようになって欲しいという思いを込めて作りました。

実はこれは私が日本で通訳案内士をしていた頃に、お客様に茶道のよさ、魅力を十分にお伝えできていなかったかもしれないという反省心からも来ています。

茶道は日本の総合芸術なので様々な側面があります。禅に繋がる精神修行、禅語、お道具、茶室、茶花、お点前全般、お作法、着付けなど茶道に関わることは多方面にわたるので日本文化のバックボーンがない外国人にわかりやすく説明するのは非常に難しいのです。

また私自身、茶道を10年以上も学んでいながら「茶道のなにがよいのか?」「なんのために茶道をしているのか?」と自分の中でも答えがありませんでした。

なんのためにしているのかわからなくても、お点前をしているときの研ぎ澄まされた感覚、お客様役になって美味しいお菓子を食べてお抹茶を頂くホッコリとした感覚、お茶室独特の空間がとにかく好きで、好きだったのでなんとなく続けていました。

ところが、私が今住んでいる国で茶道に関するワークショップをすることになり、外国人にわかるように説明しなければならない境地に追い込まれ、改めて茶道とはなにか、茶道の歴史などを勉強しているうちに、茶道のなにが私の心を10年以上も引き付け続けたのか、なんにために茶道をするのかが明確になっていきました。

そしてこの約500年続く茶道の魅力、茶道のよさをもっと世界の人に伝えなければならないと思いました。世界の人の前に、まずは日本人の方に私たちが持っている素晴らしい文化をもっと気軽に知って欲しいのでブログという形をとりました。

このブログがきっかけで茶道のよさを認知して、自信を持って英語で説明できる人が増えてくれましたら本望です。

◆◆◆運営者仲間◆◆◆

笹下まり工藤あんずと一緒にブログ運営をしています。

この記事を書いた人
富士乃井 茶々

茶の湯サロン運営者の富士野乃井茶々です。

社会人になってから着物が好きになり、
着物を着たいという理由で茶道を始めました。

着付けと茶道を中心に日本文化が好きになり、
それを世界に発信するために英語の通訳案内士になりました。
2年半で4498人の欧米・アジアの方々をご案内。

現在は海外に移住し、海外から茶道文化を発信中です。

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